タイトル画面は背景画像と選択肢ボタンを使用することで作成できますが、ロード機能を付けるのが結構大変だったりします。

本格的なロード機能(ロード画面)を付けるには TJS を使用します。
ただし TJS は中級者以上くらいの難易度なので、今回は「つづきからボタンをクリックしたら最後に栞に保存したところから再開する」機能を付けます。


本格的なセーブ・ロード機能は吉里吉里に同梱されているサンプルを参考にしてください。
kag3\kag3plugin\sample\rclick_tjs.ks
kag3\kag3plugin\sample\systembutton.ks
の2つが参考になります。
最後に栞に保存したところから再開するには最後に保存した栞を判別する必要があります。
判別方法は無いので自作します。(栞の保存時刻は取得できますが、時刻の精度が分単位なので・・・)

KAG をカスタマイズすることになりますが1行追加するだけなので簡単です。
KAG 標準の data\system\MainWindow.tjs に以下の修正を行ってください。

赤文字の部分が追加箇所です。

スクリプトは以下のように記述します。
  function saveBookMark(num, savehist = true)
  {
    // 栞番号 num に栞を保存する
    if(readOnlyMode) return false;
    if(bookMarkProtectedStates[num]) return false;

    var ret = saveBookMarkToFile(getBookMarkFileNameAtNum(num), savehist);
    if(ret)
    {
      // メニュー / bookMarkNames / bookMarkDates を更新
      getBookMarkInfoFromData(pcflags, num);

      sf.LastSaveBookMark = num;
    }
    return ret;
  }

saveBookMark という関数は栞の保存を行う場合に呼び出される関数です。
この関数にシステム変数に栞番号を記憶させる1行を追加します。
タイトル画面では if タグを使用し、システム変数に栞番号が記憶されている場合のみ「つづきから」ボタンを表示するようにします。
「つづきから」ボタンが押されたら load タグを使用し、栞を読み込みます。

スクリプトは以下のように記述します。
[if exp="sf.LastSaveBookMark !== void"]
[locate x=50 y=100]
[button graphic=ka022_button_2.png target=*Label_Continue]
[endif]

[s]

*Label_Continue

[load place=&sf.LastSaveBookMark]
今回の講座のスクリプトをダウンロードできます。  ( ZIPファイルの使い方

吉里吉里講座

ワンポイント講座 (基本的な使い方)
1. 開発環境を準備する
2. スクリプトの始まり
3. コメントについて (※初心者には重要)
4. ラベルについて
5. 文字コードについて
6. テキストを表示する
7. 背景画像を表示する
8. キャラクターを表示する
9. キャラクターを表示する(フェードイン)
10. キャラクターを移動する(アニメーション)
11. 前景レイヤにテキストを表示する
12. メッセージ枠に画像を使用する
13. 縁取り文字を使用する
14. フォント(書式)を変更する
15. BGM・効果音を使用する
16. ボタンで処理を分岐する
17. 変数を使用する
18. 変数の内容を表示する
19. 変数で処理を分岐する
20. ルビを振る
21. マクロを利用する
22. メニューをカスタマイズする
23. タイトル画面を表示する
24. タイトルバー・ウィンドウサイズを変更する
25. ゲームをリリースする
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